東京新聞「なあに、かえって免疫力がつく」
毎日新聞「キムチで感染したら、ラッキーかもしれない。魅力的とすら思う」
2005年、韓国で中国産キムチから寄生虫の卵が発見された。これをきっかけに韓国当局は中国のメーカーに対し寄生虫卵の残留検査などの対策を義務づけ。これを受けて逆に中国側が輸入した韓国産キムチを調べてみると、こちらも大腸菌や寄生虫卵を大量検出。中国当局は、輸入キムチの衛生基準を年々厳格化。どっちもどっちだと思うが、値段的にはキロ300円の韓国キムチに対し、中国キムチは70円、結局韓国のキムチ市場は中国キムチに席捲されることになった。
どうも韓国にしても中国にしても原料となる野菜をあまり洗っていないらしい。そのため野良犬のふんなどが付着したままの野菜が材料に使われ、完成品のキムチからは目出度く寄生虫の卵が検出されることになるのだという。「発酵食品であるキムチは、基本成分の乳酸菌に加えてさまざまな菌が混入することで、酸味や苦みなどの個性が出る」ので、洗い過ぎは味が落ちるという考え方らしい。では北朝鮮のキムチならどうだろうか。昨年脱柵の際追撃部隊の銃撃を受けた北朝鮮兵士の腸内からは医者が見たことがないほど大量の寄生虫が見つかったそうなのでこれもお察し。
残留農薬の問題もあることですし、野菜はしっかりと洗った方がよさそうです。日本国内産の野菜でも地表で育てられる葉物や、有機野菜などの場合には寄生虫や卵が付着する可能性が当然あります。沖縄で実際に、キャベツに混入したナメクジに寄生していた広東住血線虫に人が宿主とされるケースがありました。この虫は頭に向かって移動する習性があるため、頭蓋内に入り込み炎症を起こします。広東住血線虫の第3期幼虫が、中間宿主(または待機宿主)からヒトなどの霊長類にとりこまれた場合、線虫は成熟することができず、宿主に病的な障害を引き起こすのです。ヒト体内にとりこまれた線虫は、最終的には中枢神経(しばしば脳)へと移動をし(線虫は死亡)、出血、肉芽腫形成、好酸球性脳脊髄膜炎などを引き起こします。これが「広東住血線虫症」です。適切な処置を行わないと死亡する場合もあることを鑑みるに、東京新聞や毎日新聞の寄生虫の卵の混入した食品に対する認識には大いに疑問を感じざるを得ません。
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