魅惑の再建築不可物件

先日の鎌倉行でとても印象的だった海辺のカフェ。とてもレトロでお洒落な感じの建物でしたが、とにかく鴨居が低かったです。普通に立って歩くと身長179センチの僕の眉間を鴨井が強打するレベル。つまり日本人の平均身長がもっと低かった時代、おおよそ50年以上前に建てられた古い家屋を改装してカフェとしたものと思われます。では何故改築ではなく改装をしたのでしょうか?。

細い砂利道の路地を抜けるとたどり着くことのできるこのカフェは、おそらく道路に面していないのではないでしょうか。建築基準法では「建築物の敷地は幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接しなければならない」とされており、その接道義務を満たさない物件は「再建築不可」となります。何らかの方法でこの接道義務を満たさない限り将来の改築が不可能なため担保価値が低く、金融機関の融資も見込めない。つまり通常であれば商品としての価値が低い物件という事になります。

しかし「古い」という事を逆手に取りむしろ魅力として生かしていく方向へもっていけば、お客さんが引きも切らないこのような魅力的なカフェにもなり得ます。価値の低いはずのものをうまく活用して新たな経済的な価値を生み出す。「再建築不可」物件はむしろ狙い目かも知れません。

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