鬼門開了

台湾では旧暦7月を鬼月と呼ぶそうです。日本で言う鬼とは異なり、華語でいう鬼とはすなわち死者の霊魂のことです。旧暦7月1日には鬼門が開き、祖霊が一ヵ月間この世に戻ってくるのですが、それ以外にも悪鬼や可憐鬼、餓死鬼なども戻ってくるため、このひと月の間は過ごし方にも注意が必要になってくるそうです。例えば夜に無暗に出歩かない、夜に口笛を吹かない、夜に洗濯物を干さない、夜に気安く写真を撮らない、水辺に近づかない等など。

日本人からしたら何か聞いたことある感じが強くします。祖霊を供養し施餓鬼をし、とてもよく似ています。というかまんまお盆・盂蘭盆会です。それはともに盂蘭盆経が源流のためで、双子感がかなり強いです。例えば日本では地獄の釜が開くなんて言いますが、華人世界では鬼門開了といってこの時期に水辺に近づくのを忌避します。ちょっと異なるのは、日本では水辺に近づくとあの世に連れていかれてしまうのに対し、あちらでは水辺に潜む霊に取って代わられてしまう点。これはかなり恐いです。

水辺の事故が増えるこの時期、鬼に取って代わられないよう細心の注意を払い過ごしたいものです。ただ一点、取って代わろうとしているってことは、つまり逆に取って代わられることも覚悟して来ている鬼なんでしょうね?。返り討ちも武士の習い、逆に鬼に取って代わろうくらいの気概をもってこの鬼月を乗り越えたいものです。

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